2004年夏に中国四川省を旅したときに、吉岡(ウェブページはこちら)さんという、旅&人生のベテランの方と同行する機会があった。旅そのものもすばらしかったが、様々な蘊蓄のあるお話も聞けた。そして彼はこのとき、既にその時点で112の世界遺産を見てきたという話しをされた(2004年7月末現在)。
その旅には、札幌から参加された若い2組の夫婦もいて、彼らが口に出していったのは、世界遺産のフリーク(フェチ)という言葉だった。そして自分たちも多くの世界遺産を回ろうと思っているとも話しをされた。
私たちも世界遺産というと、少しそのものの価値が高いような気がするし、世界遺産マークなども写真におさめてきた。可能なら世界遺産を見たいと思ったが、世界遺産(見物)を旅の目的にはしてこなかった。実際四川省の次に行った外国旅行には、世界遺産は含まれていなかった。
ところで私たちはその時点で、自分たちが見てきたものはせいぜい20〜30くらいだろう思っていた。だから、112などという数を聞いたときには、まったく雲上人を羨望の目で見るに等しい感情を抱いたものだった。でも、帰国したら自分たちの行った正確な数は知りたいとも思った。
そこで・・・である。
地域 数 アジア 55 アメリカ 6 アフリカ 13 ヨーロッパ 30 オセアニア 2 合計 106
我々は、少しでもそうした先人達の数に近づくために、独自のルールを勝手に作った。
・・・というものだ。
- 世界遺産指定地域1カ所につき、そのいずれかの場所に行けばその指定地域に行ったものとする。
- 世界遺産に指定される以前に行った場合でも、現在それが世界遺産に指定されている場合には行ったものとする。
- 内部が公開されていない、あるいは入場するには特別の(入場券を買えば入れる程度はない)許可がいるような場合には、その外観等を見ただけで行ったものとする。
このルールに従って数え上げると、実に現在100を数えることがわかったのだ。日本のだってしっかり数に入れさせて頂いている。勿論この数は、先人達に遠く及ぶものではない。しかし、20〜30くらいだろうと考えていたよりは遙かに多くの世界遺産を訪ねていることがわかった。
表は現在の数。アジアが多いのは、それだけ渡航回数が多いから。その逆の理由がアメリカ。ヨーロッパが多いのは、ヨーロッパの場合には都市や教会群の指定が多く、また指定も細かいので、1日で複数の場所を訪れることが可能だということが影響していると思う。だからドイツ・フランス・ギリシャ・イギリスにまだ行っていないから、こうした国を回るようになると増えるだろう。
現在では、こうなったら、世界遺産フェチでも、世界遺産フリークでもかまわないから、数を伸ばしたいなぁと思っている。そうして、先人達の数に少しでも近づくことを試みたいと思っている。
ちなみに、我々が訪れたことのある国の地図は以下の通り。
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